内容説明
本書は、「手ざわり」「おおらかさ」「素朴さ」「熱意」といったキーワードを念頭に、仙台・宮城のミュージアム施設ばかりでなく、身の回りのものごとに見いだせるさまざまな話題、地域の文化を支える人々を幅広く取り上げています。
目次
きりこ―宮城県本吉郡南三陸町で起こった物語
シジュウカラガンを放つ―エカルマ島から
天文台の小石川さんに教わる夜の遊びかた
ノンちゃん牧場のいま
仙台伝統白菜のわ!
まちのアルバム
植物のおはなしするからね―氷河期の森を、担当学芸員と歩く
まちのアルバム―尾形亀之助旧宅跡
釜神様はどこにいる?
街頭紙芝居はどこへ―昔、いま、そしてこれから
草笛吹いて
雨の日の動物園
にぎやか科学館 ひっそり科学館
「わかくさ」号奮闘記―移動図書館がやってきた
図録、愉し哉。~仙台市歴史民俗資料館の図録一覧~
まちのアルバム―島崎藤村の下宿・三浦屋跡
糸井貫二 一期一会
本で繋がる街に暮らす。縄文針で釣る、海のおさかな
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラグエル
3
本にしても、博物館にしても大好きなものを扱ってくれていて、かつご当地で、ってわけでガッツリ期待したんだけど。ガッカリ来たしたんだけど。多分、執筆者が意気込みすぎて、盛り込みすぎて、滑ってるんだよね。ほんと、収拾つかない本だった。2011/11/20
こはね
1
こんなことやってるんだ、面白そう、楽しそう、行ってみたい、気になる。等々。なんにせよ興味を惹かれる内容の詰め合わせ。こういうところからでも復興に繋がっていけたらいいんじゃないかと思う。2011/12/25
Mayuko
0
八百屋さんのインタビューに出てきた「お客さんを耕す」という言葉が丹田に残った。まさにcultureの語源としてのcultivateだけど、「教える」とか「教育」とかじゃなくて「耕す」という単語が爽やかな印象。地に足がついている。耕すだけの一方通行ではなく、耕されるほうからの反応があり、それを汲み取ってまた耕す。この循環は人間関係全体にいえることだな。2014/12/03
チョビ
0
ミュージアムというと博物館を思い浮かべるが、箱物紹介ではなく、博物館物の人間の紹介と言ったところ。しかし、正直昔の人のほうが興味深い行き方、バイタリティにあふれていて、若い人はどうも横並びの思想のなかで小さなコミニュティのなかでほそぼそと生きている気がした。2013/04/13
K
0
内容がアート?抽象的。ガイドブックを期待したが、おしゃれな写真多用の、読み物だった。自分の好きな東北の博物館や美術館が、小さい字でリストになってただけなので残念。2019/06/12