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内容説明
日本は短期間のうちに急速に航空技術を習得し、独自の技術を盛り込み長距離飛行記録の壁に挑んだ。その技術者の英知と関係者たちの精神は、今でも光輝いている。
目次
第1章 飛行機の進歩と競争史
第2章 日本の航空技術と東京帝国大学
第3章 東京帝国大学航空研究所の発足
第4章 所長交代と長距離機案突発
第5章 計画の実施
第6章 航研機記録飛行
第7章 航研機の回顧と反省
著者等紹介
富塚清[トミズカキヨシ]
東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hsg
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後書きにもあるように,航研機や航空研究所について一般人の理解が進むことを望んで著した本ということで,少なくとも日本の航空史の黎明期から航研機記録樹立に至るまでの歴史的経緯については,比較的分かりやすく書かれていると言える.ただ,富塚氏自身がエンジン畑の人ということもあってか,エンジンに関する記述はかなり専門的な内容になっている. 実際のところ,航空機開発に必要な基礎的技術や原理の研究を専ら担当していた航空研究所にとり,航研機開発そのものはかなり畑違いの仕事だったというのはやや意外だった.2016/01/23