内容説明
日本にマイカー・ブームが到来しようかという1960年代半ば、富士山麓に壮大な自動車レース用サーキットが誕生した。その名は『富士スピードウェイ』。10万人の観客を集めメーカー対決に湧いた日本GP、アジア初のF1世界選手権戦、GCシリーズなど一年半に及ぶ大改修休止を経て、再開された地は、実は波瀾万丈の歴史を持っていた。
目次
破壊と再建
高度成長の60年代
鈴鹿
FISCO誕生
全国に広がるレース熱
洗礼 第3回日本グランプリ
日本インディ
TNTの決戦
排ガス公害 メーカーの撤退
市販車対決
富士GCシリーズ誕生
オイルショックと惨事と
黒船襲来
著者等紹介
林信次[ハヤシシンジ]
1955年8月1日・東京都杉並区生まれ。在学中の74年よりモータースポーツ専門誌の編集に携わり、1986年『レーシングオン』誌創刊スタッフ。その後GIROを主宰し、2004年春、活動30年経過を機に第一線から退く
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感想・レビュー
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カワセミ440
2
GWで暇だったので書棚の整理。先日富士SWに行く機会があって今は無き30度バンクに行って見ました。行ったことのある人は解ると思うけど、あれをスロットル全開で駆け下りるって、頭のネジが緩んでるとしか(褒めてるつもりです)思えません。1974年の事故まであのコースでレースをして、今は公園?として残ってるのは考えてみれば有り難い事だ。日本のクルマの黎明期に鈴鹿があって富士があったっていうのは素晴らしい事です。今は当時の面影なんて殆ど無いけどこういう形で本として残ってくれるのは良いことだ。林信次さん、マニアック!2013/04/30