内容説明
世界史に例のないほど長い平和な江戸時代に花開いた十七文字の詩。詩(川柳)に見られる平和な江戸時代(二百六十五年間)を生きる知恵と溢れんばかりの優しさに感動。百五十年をタイム・スリップして、江戸の人々の笑いと涙と優しさに現代人にない知恵を学びたい。
目次
古川柳の鑑賞について
朱楽菅江と五人のスターと
駕篭と車と乗物と
窓銭
酒は百薬の長
吉原の高札
私の「ゆう女」考
「一筆啓上、火の用心」
『誹風柳多留』第六十五篇の一齣
渡辺崋山の「つづれの錦」紹介
「でっち」・「丁稚」・「調市」考
勘定奉行川井久敬のこと
川柳評万句合勝句刷二枚
「きら星のようなご経歴」という言葉
「将棋と古川柳」余滴