20世紀のエンジン史―スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡

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  • サイズ B6判/ページ数 453,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895222839
  • NDC分類 533.4
  • Cコード C2053

内容説明

一度は主役に躍り出たこの二つのエンジンはなぜ消え去ったのか?エンジニアたちが生涯をかけた成功と失敗の物語り。

目次

第1部 スリーブバルブ物語(スリーブバルブの謎;スリーブバルブの復活;(技術屋の補足)スリーブバルブ誕生の背景と、その早世
(技術屋の補足)ネピア・セーバーのトラブルと冷却系、そしてトラックの場合 ほか)
第2部 航空ディーゼルエンジン物語(ユンカース航空ディーゼルエンジンの謎;ディーゼルエンジンの発明と定置用からの脱却、舶用ディーゼルエンジン;日本海海戦の謎;(技術屋の補足)カルノーサイクルとディーゼル ほか)

著者等紹介

鈴木孝[スズキタカシ]
昭和3年長野市生まれ。昭和27年東北大学工学部卒業、日野自動車工業入社。以後、エンジンの設計、開発に従事。コンテッサ900、1300及びヒノプロト用ガソリンエンジン、日野レンジャー、赤いエンジンシリーズ等のディーゼルエンジンの設計主任を歴任。平成3年同社副社長、平成9年同社退社。SAE Fellow、ASME特別永年会員、I.Mech E.Fellow、V.S.J.名誉会員、工学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

82
文系には理解しにくい、と、思われがちな書籍である。が、平易な解説と達意の文章で、大変理解しやすかった。なにせ10年ぶりの再読であるが、綺麗さっぱり内容を忘れ去っていたことに笑いが止まらない。 2024/05/19

YS-56

3
エンジン一つ一つにこれだけの歴史がある。スリーブバルブと航空用ディーゼルの興亡を中心とした20世紀のエンジン史。ネイピア・セイバーが何で苦労していたのか。スリーブバルブの未来を信じ、遂に辿り着いたブリストル・セントーラス。Ju86pは何故、WWⅡドイツ機の隠れキャラになってしまったのか。筆者の貴重な体験談と共に、興味深く読めました。あと、ブリストル社の工場にあったという掲示板。確かにこれは非常に良い出来ですね。2011/07/03

マサトク

1
自炊してようやく積み消化。ひとときの煌めきを放ったスリーブバルブエンジンと航空機用ディーゼルエンジンを軸に、20世紀のエンジン進化を説明する。工学系でなくても読める程度の平易さにまとめてくれてはいるが、通常の4ストローク/2ストロークエンジンの動作知識ぐらいは必要かも。(それでも、スリーブバルブエンジンの動作はなかなかイメージしづらいけど)とはいえ、非常に面白い読み物だった。飛行機やクルマのメカニズムに興味があれば面白く読めそうな気はする。2017/09/18

m_a

1
開発方針がおかしいと思ったら勇気を出して指摘できるエンジニアになりたいと思った。2012/12/25

sfこと古谷俊一

1
戦後第一世代のエンジン技術者が語るエンジン技術史と、エンジンから見た戦争。2008/06/12

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