内容説明
日本初のF‐1参戦を果たしたホンダF‐1チームは1964年の参戦から1968年の一時活動休止までの4年間に1965年のメキシコGPで念願の初優勝、1967年のイタリアGPでは2度目の優勝に輝いている。その中心的人物こそがホンダがはじめてF‐1に参戦した時のチームマネージャーであり監督を務めた中村良夫であった。彼は、苦難の続く戦いの中で自らの活動を『走る実験室』と称した。本書は、この世界最高峰の技術の戦いであるF‐1の世界のインサイドストーリーを当事者の独自の視点によってまとめたものである。
目次
ドライバーの資質
レーシングドライブ
ターボチャージ・エンジン
モンスターのエンジン
リッチー・ギンサー
コベントリークライマックス
ニキ・ラウダと彼の著書
F‐1、F‐2、F‐3
グランプリ・フォーミュラ
エンツォ・フェラーリ〔ほか〕