内容説明
「川柳鯱鉾」は、大正元年から昭和七年にわたって、名古屋の中京川柳社から発行された現代川柳誌ですが、江戸川柳に関する研究も多く発表されています。幕末から明治初期にこの世に生を受けた研究家達が、その研究にしのぎを削った時代で、江戸川柳研究第一期盛況時代を象徴する雑誌でもあります。この「川柳鯱鉾」二十一年間にわたる研究成果を、六冊に分けて上梓します。
目次
柳樽拾遺三編の序文
柳雨氏の『比良の雪』中より(二)
譫言謾語
柳樽略解(二二)
神楽堂の句解賛否二説
前号古句解に就いて
上京中の花月翁より
譫言謾語
竹馬居愚考〔ほか〕