目次
第1章 暗夜にたどる建学への道―日本医専の混乱、そして東京医学講習所設立(発端は『吾輩は猫である』の甘木先生だった;私立日本医学専門学校の騒動の原因はどこにあったか ほか)
第2章 続く無援の中で―秋虎太郎の脱落、立教問題、傲慢さを増す学生たち(明治初年の医学塾といった雰囲気だった;じつは『奮闘之半年』を読みながら閉口した ほか)
第3章 愚直に進む、これが信念であった―新校舎完成、しかし徴兵忌避で二百数十名検挙(日本医専の磯部検三が訪ねてきた;第一回の絵画頒布会が行われたが ほか)
第4章 忘れかぬる口惜しき日なり―師弟の愛、ともに学ぶ、東医の礎はここにある(高橋は言う「今日以降はより厳しい立場になる」;妻の三回忌、ようやく一息ついたのか ほか)
著者等紹介
伊東洋[イトウヒロシ]
昭和8年生まれ。東京医科大学名誉教授。昭和33年東京医科大学卒業、平成6年同大学脳神経外科学教室主任教授、平成9年東京医科大学病院院長、平成12年東京医科大学学長、平成17年学校法人東京医科大学理事長を歴任する。現在、公益財団法人東京医科大学がん研究事業団理事長を務める。主な外部活動としては、平成10年全国医学部長病院長会議監事、平成12年日本私立医科大学協会研究体制検討委員会委員長、平成13年日本私立大学連盟理事、平成15年法政大学第三者評価委員会委員、平成17年日本私立医科大学協会理事、他多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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