内容説明
「お二人の愛が実って、めでたく結婚にゴールイン」だって?愛本位制へと加速する、現代の結婚を検証する。
目次
1章 他人の性器の独占的使用権―カントの一夫一婦制論
2章 結婚の対極にあるもの―売春について
3章 「不倫」という名の反逆
4章 一夫一婦制の成り立ち
5章 結婚とは何か
6章 結婚すると品格が堕落する―夏目漱石の結婚不信
7章 個人的性愛の本領
終章 結婚家族を超えて
著者等紹介
山口圭一[ヤマグチケイイチ]
1926年大阪府堺市に生まれる。大阪外国語大学英語科卒業。以後、労働運動を経て、1955年から1972年まで、平和運動に従事。大阪平和を守る会・理事長、原水爆禁止大阪府協議会・事務局長を務める。1973年以降「新村出遺著刊行会」(現在の「新村出記念財団」)の事務局長など、各種の職業を転々とするかたわら、評論・執筆活動をして現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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