内容説明
清朝末期の高官・盛宣懐は、汽船、電報、鉱山、製鉄、鉄道、紡績、銀行から大学に至る近代産業の基礎的事業の創設者・経営者として、また対外交渉の責任者として、中国近代化に多大の足跡を残した。なかでも製鉄所と鉄山、炭鉱を一体化した漢冶萍公司は、折しも創設された八幡製鉄所の鉄鉱石とコークスの供給元となり、盛宣懐は日本の政・官・財界の実力者と深い交流があった。初公開の貴重資料「東遊日記」「東京友人来函」には、日中両国の当事者が互いを尊重し手を携えて近代化に邁進する姿が生き生きと記されている。
目次
1 日本滞在日記(盛宣懐東遊日記;戊申八月東遊記見客簿)
2 日本人からの手紙(東京友人来函―付・北里柴三郎宛盛宣懐書簡;中国語書簡の日本語訳;書簡執筆者略歴)



