内容説明
明治初期、フランス留学で得た近代織物の学理と技術を日本に伝え、京都西陣、足利工業学校など、産業・教育の育成に尽力した近藤徳太郎―日本の近代工業・教育において、決して忘れることのできない業績を残した彼の、激動の時代と共に歩んだ実り多き足跡を、本人の「日記」など、豊富な一次史料を基に描く。
目次
第1章 近藤徳太郎の誕生
第2章 学業に秀でる
第3章 フランス留学
第4章 栄光と挫折
第5章 栃木県(立)工業学校長
第6章 近藤徳太郎の生涯
著者等紹介
前澤輝政[マエザワテルマサ]
大正14年(1925)足利市に生まれる。東小学校、足利工業学校染織科卒業、第二早稲田高等学院文科(旧制)を経て、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業、同大学院文学研究科(美術史)修了。考古学・古代史を滝口宏先生に師事。早稲田大学、聖心女子大学、東京医科大学各講師、宇都宮短期大学、いわき明星大学各教授を歴る。文学博士。栃木県文化財調査委員会会員(のち文化財保護審議会委員(長))、足利市文化財専門委員会委員(長)、栃木県市町村文化財保護委員会協議会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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