内容説明
政治・外交の安定と経済の安定は相互に依存する。地域経済統合に対する正しい理解は、国際関係を読み解く上で重要な鍵である。従来あまり目を向けられることのなかったカリブ、ラテンアメリカ―その複雑に重なりあった地域統合を「集団的ガバナンス」として捉え、その構造と発展に鋭い分析を加え、比較・展望する。
目次
第1章 理論的枠組みの設定
第2章 LAFTAとアンデス共同市場の「統合の志向性」
第3章 アンデス共同市場の形成過程の分析
第4章 英連邦カリブにおける「統合の志向性」
第5章 英連邦カリブにおける重層的制度化過程の分析
第6章 EC/EUとEFTAを統合するための重層的制度
第7章 比較と展望
著者等紹介
松本八重子[マツモトヤエコ]
1957年東京都生まれ。1980年東京外国語大学英米語学科卒業。1990年東京大学大学院博士課程単位取得の上満期退学。亜細亜大学国際関係学部非常勤講師
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