内容説明
羅針盤を失った巨船のごとく10年以上にわたって日替わり航海を続けた日本。しかし、その日本も今、初めて「富の分配」の時代に入った。このとき、「国民の財産権を守るべき」司法書士は何を、どうすべきなのか。不動産取引の安全と権利保全を訴え続け、新しく登記交渉人(タイトル・ネゴシエーター)への道を模索する男の記録。
目次
第1部 代表論文再録(私見・情報化社会における司法書士の業務;なぜ今、司法構造研究会なのか;香川登記法学と現代不動産情報論;時代は今、ティームワークを求めている―対談・香川保一/相馬計二 ほか)
第2部 二十一世紀システムの明と暗
第3部 観察記録・相馬計二の司法書士人生(コンピュータ社会と不動産情報;昭和五十三年司法書士法改正の光と影;司法構造の研究と改革に挑む;相馬計二が相馬計二である所以 ほか)
著者等紹介
相馬計二[ソウマケイジ]
昭和8年7月27日生。昭和33年9月法務省(東京法務局)行政職に任官。昭和35年3月中央大学法学部中退。現在、中央大学基本規定に基づく「学員」。昭和38年8月登記専門職に昇格。昭和44年9月司法書士試験に合格。昭和45年1月東京司法書士会に登録。昭和49年2月全国青年司法書士連絡協議会二代会長に就任。平成13年10月特定非営利活動法人「日本不動産登記決済保証機構」理事長に就任。平成15年9月桐蔭横浜大学法学部客員教授
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