内容説明
本書は、従来の解析力学の延長として、Diracらによる拘束系の力学をとらえるように、解析力学を微分形式の方法で一貫して記述したものである。解析力学に関する著書は、国内・国外において数多くあり、名著と呼ばれるものも少なくない。微分形式による記述は巻末の参考文献にあるように外国語で書かれたものは存在しているが、日本語で一貫して書かれたものは見当たらない。本書では、微分形式等の予備知識等は必要としないように、この本の中で解説し、他の書物に頼らずに読めるように努めた。
目次
第1章 外微分形式
第2章 変分原理
第3章 運動方程式とその生成系
第4章 基本1‐形式とCartanの原理
第5章 正準理論
第6章 運動方程式の第1積分
第7章 場の理論への拡張
第8章 拘束系の力学
第9章 ゲージ変換の生成子