内容説明
本書では、事例をもとに、「話す・聞く・書く・読むという個人の外言活動は、内的言語活動を主体とした映像である」と位置づけて、各教科の根幹にある言語生活や国語学習における問題解決の観点を具体的に示した。すなわち、西尾実の「国語教育は生活創造の長期探求の学である」という提唱を、「問題と感じていることを言語生活創造の要因と考えて止揚していく自己教育を成立させる国語教育」と解釈して、具体化した。
目次
第1章 「生きる力」を発揮させる言語生活の創造
第2章 「生きる力」の源泉としての内言領域
第3章 古典の不易性を共有した言語生活の認識
第4章 言語活動を左右する認識のレベル
第5章 表現力の源泉を養う
第6章 主体的表現活動への発展
第7章 言語生活と関連した「読み」の視点
第8章 言語生活の創造につながる教材開発の視点
著者等紹介
小川雅子[オガワマサコ]
1953年佐賀県生まれ。1986年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。現在、山形大学教育学部助教授。著書に『国語教育の根幹』(渓水社、1996年)
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