内容説明
元祖ホリエモン?劇場型人間、山崎晃嗣の問題作復刊。
目次
1 私は偽悪者だ(金と女のアルバイト;十万円私も騙された ほか)
2 人生劇場の主役(銀座を舞台の人生劇場;「見せ金」で釣る ほか)
3 合理主義の凱歌(社長と女秘書;ドンファンの味 ほか)
4 金儲け百態(一九五〇年型の金儲け;わが税対策 ほか)
5 女は道具である(八人の女;恋愛遊戯第一課 ほか)
著者等紹介
山崎晃嗣[ヤマザキアキツグ]
1922年、千葉県生まれ。旧制第一高等学校を経て1943年東京大学法学部進学。同年、学徒出陣で出征。終戦時は陸軍主計少尉。45年12月、陸軍隠匿物資横領罪で逮捕。翌年2月まで旭川と札幌で拘留され、懲役1年半執行猶予3年の判決を受ける。46年4月、東大復学。48年、中野区で高利貸し会社「光クラブ」設立。49年1月、銀座へ進出し株式会社に改組。同年7月、物価統制令違反の容疑で逮捕。8月、処分保留で釈放。11月24日、青酸カリを飲んで自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
14
ビジネスも女性関係も人生観も虚無的であった著者。しかし律儀でもあった。事業の破綻を目の前にし、逃亡せずに、律儀にも死をもってリセットしてしまう。「偽悪者」の面目躍如である。2020/02/09
アボカド
1
山崎がこの現代に生きていたら、どのように行動し、どんな発言をするのだろう。 帯にある「元祖ホリエモン」という表現は的外れに思える。そんなことに言及する必要がどこにあるのか・・・。2018/07/01
おおら
1
債務者としての人間が存在しなければ債務は存在しないことになるから、という自殺の理由だったことで、興味を持ち読んだ。読後、山崎は秀才というより、とてもナイーブな若者という印象を受ける。心を開ける相手が誰もいないというのは本当に不幸。2015/07/19
atyang
1
ホリエモンと一時期、よく比較されていた山崎晃嗣の文章をまとめた本。著者のズバズバ言うわよ!な姿勢で発せられる言葉は読者をハッとさせる。軍隊時代に新入りの兵士を襲ったことを突然告白するあたりは好印象。2011/05/17
fuku
0
若い2014/03/16