感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいけい
10
2022年11月29日(火)読了。再読。26日(土)に著者の話を聞く機会があった。それを機に改めて読んだ。隋書と記・紀の主権者矛盾という日本古代史の謎を実に鮮やかに解明している。まるで推理小説を読んでいるような気がした。証拠の確実さの確認と、論理の積み重ねが謎の解明に実に説得力を与えている。著者の本職が数学者ということでだろうか、誠に明解である。今の我々の持つ天皇のイメージが記・紀の歪曲・隠蔽の影響を抜けきっていないことを思い知らされた。私自身は改めて記・紀や三経義疏等聖徳太子関係書籍を読む必要を感じた。2022/11/29
たいけい
0
丁寧に説得力のある論証を重ねて、サブタイトルにある矛盾を鮮やかに解き明かしています。聖徳太子や天皇に興味・関心がある人には一読なさることをお薦めします。2013/02/21