内容説明
日本では、「聴く」という言葉に出会うと「傾聴する」(カウンセリングマインド)の意味にとられるかと思いますが、ヒア・バイ・ライトで言っている「聴く」は、単に傾聴することではなく、子どもの意見に耳を傾け、純真・公正で広大な夢を見ることのできる子どもの意見を社会に取り入れ、大人と子ども・若者で社会の仕組みをよりよいものに変えていこうというものです。ヒア・バイ・ライトは、子ども・若者の社会参画でこの社会を変えようという考え方であり、それを具体的にする手法です。
目次
第1部 ヒア・バイ・ライトおよび関連文書の紹介(ヒア・バイ・ライト2008―子ども・若者の参画のためのスタンダード;プレゼンテーション用資料;参画のスタンダードをつくる(子ども・若者向けパンフレット)
参画のスタンダードをつくる―素材集
マッピング&プランニングツール ほか)
第2部 ヒア・バイ・ライトの背景(子ども・若者の参加が注目されるようになるまで―イギリスの歴史に見る権利の変遷;イギリス子ども政策の現状―ECMどの子もみんな大切;座談会 日本における子ども・若者の参画の可能性を考える)
著者等紹介
奥田陸子[オクダリクコ]
1934年東京生まれ。1956年富山大学薬学部卒。名古屋大学医学部勤務。1961~1963年フランスへ留学。帰国後、双生児の出産を機に退職し、地域の子育て活動に専念。1990~2003年IPA日本支部代表を務め、現在はその事務局長。特定非営利活動法人子ども&まちネット理事
吉岡美夏[ヨシオカミカ]
1967年東京生まれ。1990年上智大学法学部卒。企業勤務の後、1995~1997年アメリカ在住。1997年より名古屋市天白区にて子育て支援活動にたずさわる
小島紫[コジマユカリ]
1968年大阪生まれ。1990年大阪大学人間科学部卒。高校時代に交換留学生として一年間アメリカ在住。2004年より特定非営利活動法人子ども&まちネットで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。