内容説明
まち育ては人育ち。大事なことは全部住民から学んだ。延藤安弘と仲間たちが贈るまちづくり実践と研究の糧となる一冊。
目次
第1章 ハウジングからまちの縁側へ―内発・遊動・縁起(「ハウジング」から「まちの緑側」への系譜;列島・領域彷徨のキーワード ほか)
第2章 まちはもっと豊かに、人はもっと優しく―音楽と幻燈と語りの響きあうひととき(ポートレート―幼児から今日まで;対話のデザイン:コーポラティブ住宅の冒険―ユーコート、Mポート ほか)
第3章 「まち育て」の種は花開いたか―現場からのメールとエール(コープ住宅・コーハウス喜多見―世田谷に住まいを;環境保全活動・SAVE21実行委員会―東京湾まち育て ほか)
第4章 延藤流「まち育て」を大いに語る(延藤流「まち育て」のディスカション;延藤安弘の思想 ほか)
第5章 参加者のつぶやきにこたえて(「音楽と幻燈と語りの響きあうひととき」で印象に残ったことを自由にお書きください。;「シンポジウム」で印象に残ったことを自由にお書きください ほか)
著者等紹介
延藤安弘[エンドウヤスヒロ]
1940年12月大阪生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院博士課程中退。京都大学助手、熊本大学教授、名城大学教授、千葉大学工学部都市環境システム学科教授をへて、2003年4月からNPO法人まちの緑側育くみ隊代表理事。2005年4月より愛知産業大学大学院造形学研究科教授。工学博士。生活空間計画学専攻。主な受賞、「コミュニティを生成するハウジングに関する一連の研究」で1990年日本建築学会論文賞受賞。「もやい住宅・Mポート」で1995年日本建築学会作品選奨受賞。『「まち育て」を育む―対話と協働のデザイン』で2001年度日本都市計画学会石川賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。