内容説明
「改革」の名のもとで進む“重い”負担と“少ない”保障。レーガンのアメリカ、サッチャーのイギリスを席巻したニューライト(The New Rihgt)の思想・政策が、いま、日本の社会保障を根こそぎにしている。社会保障の確立した国へ現状打開の方向はどうあるべきか。
目次
「構造改革」と社会保障
ニューライト―その福祉国家批判と思想的、政策的影響
日本の社会保障政策の展開と「構造改革」
介護保険から医療制度改革へ(介護保険の現実と改革案;医療制度改革の動向と課題)
社会保障の構造変化と改革の方向
社会保障構造改革に抗して―今後の課題と展望
著者等紹介
伊藤周平[イトウシュウヘイ]
1960年山口県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、九州大学大学院人間環境学研究院助教授。専攻は社会保障論、社会政策論
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