内容説明
住む人が家のことを総合的に判断することの不慣れさとともに宣伝や情報にも振り回されているなかで、いま本当の「住まいづくり」とは何かが分かりにくくなっている。家族像がゆらぐ不確かな時代にさまざまな事例を通して暮らしの核となる「家族と住まい」を考える格好の一冊。
目次
第1部 家族を育む「住まいづくり」(「住まいづくり」は家族づくり;家づくりの見方を変えよう)
第2部 それぞれの「住まいづくり」のなかで(夫婦のコミュニケーション;子どもの自立と子育ての環境;高齢を生きる・ハンディを生きる;家族をつなげる暮らしと文化;地域をつくる)
著者等紹介
山本厚生[ヤマモトコウセイ]
1938年生まれ、島根県隠岐出身。千葉大学講師、建築カレッジ講師、新建築家技術者集団常任幹事、一般建築士。東京芸大・建築科を卒業し増沢洵の事務所に10年、中央設計(15年)を経て、1988年に生活建築研究所を設立し現在に至る。その大半を住宅設計に専念し、300を超す家族の住まいづくりにかかわってきた。家族が暮らしを見直し、共感し合って自分たちの生き方にふさわしい住まいづくりを実現することの大切さを訴え続けている
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