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内容説明
お酒が代われば、器も変わる!?発酵技術、酒を伴う儀礼、そして鋳造技術―殷代はこれら3つが響き合うように発展した時代でもあった。精緻華麗なあの青銅器とそれを生み出した時代を描く、歴史・考古の学術的エンタテインメント。
目次
1 中国初期王朝期の青銅器の展開(最初の青銅容器とその用途、温酒の謎;青銅器の製作方法)
2 醴の儀礼(文献からみた三種の酒;醴の儀礼と酒;醴の儀礼に不可欠な紋様―饕餮紋)
3 酒と〓の発達(酒(清酒)を入れる容器「〓」
〓を中心とした酒器へ)
4 酒の種類の変化と社会の変化(殷墟二期からの酒器の変化;殷代の社会の変化;醴の起源と米どころの衰退;殷墟二期の江南文化の衰退)
著者等紹介
内田純子[ウチダジュンコ]
1963年、東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科考古学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。2006年より中央研究院歴史語言研究所(台北市南港区)にて、助研究員・副研究員を経て、研究員。中国考古学専攻。2001年より2002年まで、松下国際スカラシップにより、中国社会科学院考古研究所に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。