内容説明
国家ってなんだろう?!紀元前3500年頃から紀元前200年頃という長い時空に、さまざまな文化・文明が生まれ、いくつもの国家の萌芽が仮定される中国。本書は、中国文明史における国家の形成という遠大な設問に挑む歴史学者の冒険譚である。
目次
1 歴史学の可能性(歴史学の可能性―事実認識と歴史認識;関係がつむぐ知―他分野との交流から)
2 中国文明を読む(中国文明の書かれ方―中国・台湾・欧米における;中国文明の書かれ方―日本における;蘇秉〓氏の場合 ほか)
3 周代(西周・東周(春秋戦国))時代の見方
著者等紹介
下田誠[シモダマコト]
1976年、北海道生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。現在、東京学芸大学先端教育人材育成推進機構准教授。専門は中国古代史・高等教育論。2009年より2011年まで、松下国際スカラシップにより、中国社会科学院歴史研究所先秦史研究室において訪問学者として研修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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