内容説明
政策決定に市民が参与―希有な事例から民主主義の本質に迫る。ポピュリズムの跋扈、国民投票の危うい選択、民主主義の機能不全があらわになった今世紀は、政治への市民参加の時代でもある。参加型ガバナンスの分析からその可能性を探る。
目次
1 ブラジル社会と参加型制度(ブラジルにおける社会格差と発展;参加型制度)
2 ブラジルにおける民主主義の課題と参加型制度の実践(民主主義の質と市民社会;ブラジルにおける参加型制度の発展 ほか)
3 制度デザインと市民社会の戦略(参加型制度における制度デザインと実効性;制度とアクターの相互作用 ほか)
4 事例―国家政策審議会と社会運動(国家都市審議会;国家環境審議会 ほか)
著者等紹介
佐藤祐子[サトウユウコ]
1988年、大阪府生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科修士課程修了(政治学修士)。現在、ミズーリ大学コロンビア校政治学部Ph.D.プログラムに在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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