内容説明
1997年に始まる壮大なプロジェクトは「一月革命」とともに頓挫してしまったのか。多くの利害に絡みとられ、今も立ち尽くす巨大プロジェクトの意味を問う。
目次
1 トシュカ計画地域の地理と歴史
2 トシュカ計画の概要―『年鑑1997年』から
3 わきおこる論議―1997年から2001年まで(水の余剰と不足;「専門家」の確証;「知識人」の諌言)
4 かわりゆく論調―2002年から2009年まで(ムバーラク・ポンプ場の完成;批判の強まり;「失敗」の醸成)
5 アルワリード王子の土地契約問題―2011年革命の成果と限界(アルワリード王子の土地契約問題;「革命」後の司法介入;2011年革命がもたらしたもの)
著者等紹介
竹村和朗[タケムラカズアキ]
1980年、静岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員(DC2、2013年度より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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