内容説明
多難な歴史に蹂躙されたベトナムの少数民族として、今や世界に離散した黒タイ。それぞれの自己認識・歴史の違いを見つめ、民族とは何かを問う。
目次
1 黒タイの移住史―リージョナルな移動からグローバルな拡散へ(黒タイの移住伝承と近世における流動化;インドシナ戦争と黒タイの拡散;もう一つの「黒タイ」移住史―タイソンダムの記憶)
2 仏教の国の黒タイ―タイソンダムのアイデンティティ(移住の記憶を求めて;マスメディアと黒タイ・イメージ)
3 つながり合う黒タイ・コミュニティとアイデンティティのせめぎ合い(経済発展の時代の民族表象;サイバー・スペースと民族アイデンティティ―競合から語らいへ)
著者等紹介
岡田雅志[オカダマサシ]
1977年、大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大阪大学助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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