内容説明
膨大な文献の中から幸運にも物価変動史料に巡り会った著者。以来、地域・時代で様々に異なる計量単位との格闘が始まった。頑固でおおらかなベトナムの不思議に迫る。
目次
ベトナム度量衡史との出会い―ベトナム度量衡の不思議
ベトナム度量衡制度史研究の諸問題
1 度量衡関連法と地域性・多様な度量衡制度の背景
2 商業統計における度量衡とその地域的多様性―植民地期前期
3 トンキン理事長官府と地方政府の度量衡統一に関する温度差―植民地期中期
4 北部ベトナム度量衡の実態―植民地期末期
著者等紹介
関本紀子[セキモトノリコ]
1976年、福岡県出身。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程在籍。日本学術振興会特別研究員DC(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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