内容説明
敗戦後林立した在日の新聞・雑誌。検閲や政治経済の激変の中で、民族の行く末を模索し続けた多様なメディア群。米国に眠る膨大な資料に初めて切り込んだ労作。祖国・民族・イデオロギーの混沌から見える越境の魂。
目次
1 解放後在日朝鮮人メディアの源流(敗戦/解放と帰還;在日朝鮮人連盟の結成 ほか)
2 在日朝鮮人新聞の動態(『朝鮮新聞』の創刊;新聞用紙の割当 ほか)
3 『国際タイムス』の成立と展開(『国際タイム』の創刊;設立資金 ほか)
4 朴魯禎の複数新聞経営(朴魯禎の経歴;国際新聞社の経営権獲得 ほか)
著者等紹介
小林聡明[コバヤシソウメイ]
1974年生まれ。一橋大学社会学部卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本学術振興会特別研究員(東京大学)。在日/南北朝鮮メディア史、朝鮮半島地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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