内容説明
その個性、可能性、人との関係をとことん探求。動物としての習性を見定めながら、できるだけ自然に沿う形で家畜を飼い、潜在力を持続的かつ最大限に引き出す道を探る―。起源と進化、遺伝子、調教、食用、毛織物、そして紛失ラクダからラクダ相撲まで、コンパクトなラクダ百科。
目次
総説:人とラクダ(ラクダ科動物の進化と人間による利用;東アフリカのラクダ牧畜民 ほか)
生物としてのラクダ(ラクダの分類と個体識別―内モンゴルの例から;遺伝子から探る―ヒトコブラクダとフタコブラクダの雑種)
家畜としてのラクダ・多彩な利用(ラクダの調教;牧畜民の暮らしを支えるラクダ毛―モンゴル国カザフ人の事例から ほか)
ラクダの環境問題・未来(ラクダの食習性とキャメルラインの形成―ラクダの環境適応と環境破壊)
著者等紹介
今村薫[イマムラカオル]
1960年生まれ。1985年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。博士(理学)。専攻は生態人類学、アフリカ・中央アジア地域研究。現在、名古屋学院大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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