内容説明
女性は子供を産む道具なのか。李朝の因習と悲恋を描いた映画シバジは、代理出産請負の登場と照応し新たな論点となる。子孫を残す圧力と構造を深く分析した注目の論考。
目次
第1部 朝鮮時代のシバジ(韓国映画『シバジ』の民族誌;シバジの代理母制度形成の時代背景;文献資料にみる「シバジ」研究の系譜;伝説および映像作品にみるシバジの売買風習)
第2部 「現代版シバジ」の実像(婚外交渉型代理母出産;人工授精型代理母出産;体外受精型代理母出産;ドナー卵子を用いる体外受精型代理母出産;韓国の代理母出産をめぐる法的・倫理的問題)
第3部 グローバル化時代のシバジ(韓国における生殖ツーリズムの展開;「グローカル化」する代理母出産)
結語 研究の展望
著者等紹介
渕上恭子[フチガミキョウコ]
1959年生まれ。1991年、慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。博士(社会学)。慶應義塾大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 小児の救急診療