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内容説明
中国南部を彩る文化のパッチワーク。その多様性は中国の中でも異彩を放つが、そこは文化的差異やエスニック・グループの生成・維持の関係という、人類学にとって普遍的な課題への挑戦の場でもあるのだ。
目次
第1章 広東漢族の文化的多様性―本地人と客家の年中行事を中心として
第2章 漢族の地方文化と宗族―広東省海豊県の調査から
第3章 広東ローカリズムと中華ナショナリズム―南雄珠〓巷をめぐる考察
第4章 漢族の方言集団と地方文化―海南島〓州・臨高地域の調査から
第5章 エスニック観光と「伝統文化」の再定義―海南島南部での調査を中心に
第6章 ヤオ族と「盤王節」にみる民族文化表象―広東省連南瑤族自治県の調査から
第7章 少数民族籍客家―エスニック・グループの自明性と曖昧性
第8章 華南地域文化研究の四〇年をふり返って
著者等紹介
瀬川昌久[セガワマサヒサ]
1957年、岩手県花巻市生まれ。1986年、東京大学大学院博士課程中退。学術博士(東京大学1989年)。専攻、文化人類学。国立民俗学博物館助手、東北大学教養部助教授、同大学文学部助教授を経て、1996年より同大学東北アジア研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。