内容説明
民族、性別、養成ルートから現場まで。統治政策と子供たちをつなぐ存在であった教員。彼らはいったいどういう人々だったのであろうか。本書は、その特徴を多角的に分析し、教育実践にどう取り組んだのかを詳解。時代と格闘した姿に迫る。
目次
1 日本統治下朝鮮の初等学校
2 教員たちの「民族」
3 教員社会の中の性別
4 朝鮮における教員の養成と確保
5 教員たちによる教育実践研究
6 植民地権力への従属性と緊張関係
著者等紹介
山下達也[ヤマシタタツヤ]
1981年生まれ。2010年、九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は教育史。現在、明治大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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