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内容説明
「生まれつつあるハングル文化と旧世代の漢文化の混在した朝鮮文化移行期を生きた孫晋泰は、明治初期日本の夏目漱石や南方熊楠のように自在に漢文を読みこなし、朝鮮・中国の知識人が愛した古典籍の世界に親しむ一方で、両班の教養とはほど遠い庶民の語る民譚や巫覡の巫歌の世界に分け入」った。(「刊行にあたって」より)
目次
本文篇(中国に伝わった朝鮮説話;中国の影響を受けた民族説話;北方民族の影響を受けた民族説話;日本に伝わった朝鮮説話;仏典由来の民族説話;世界に分布する説話;その他の説話;おわりに)
解説篇(孫晋泰の「朝鮮民間説話の研究」と『朝鮮民族説話の研究』との比較研究;孫晋泰『朝鮮民族説話の研究』の「説話」について)
著者等紹介
孫晋泰[ソンシンテ]
1900年慶尚南道東莱郡沙下面下端里生まれ。5歳で津波により母を失う。1921年3月に中東学校(京城)卒業後、日本留学。早稲田第一高等学院を経て1924年早稲田大学文学部史学科に入学、西村眞次、窪田空穂、津田左右吉等の指導を受ける。1927年に早稲田大学を卒業後、東洋文庫勤務。1934年に帰国し、普成専門学校(現高麗大学)勤務。1945年8月の光復後、歴史家として解放後の韓国の教育文化政策に深く関与。1950年朝鮮戦争勃発直後、北朝鮮に渡り消息を絶つ
金廣植[キムクァンシク]
1974年韓国生まれ。東京学芸大学大学院修了(博士)。立教大学兼任講師。専攻:民俗学、文化史
鄭裕江[チョンユガン]
1971年生。翻訳家
馬場英子[ババエイコ]
1950年生。新潟大学名誉教授。東洋文庫研究員。専攻:中国文学
樋口淳[ヒグチジュン]
1946年生。専修大学名誉教授。専攻:比較民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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