内容説明
文字や絵が「爆発」する看板、霊力がビームとなり、呪語・格言は道行く人びとを動かす。そんなアートな街に惹かれ、師匠の工房に飛び込んだ幼子連れの著者。制作現場の日々から、欧米主導の現代美術の立ち位置に迫る。
目次
1 看板絵とは(アフリカの路上を彩る看板絵;看板絵師とは;看板絵の歴史)
2 看板絵を巡る考察(「芸術」としての看板絵;「モノ」か「アート」か;「芸術/アート」を揺さぶる)
3 オールマイティゴッド看板工房への弟子入り(ガーナ大学、子連れ留学;クマシへ;弟子生活;文字入れの技法の習得)
4 看板絵師クワメ・アコトの実践(人の視覚の奇跡;自己と悪魔の肖像画;家族像)
著者等紹介
森昭子[モリショウコ]
1983年、神奈川県生まれ。2006年に青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、みずほコーポレート銀行に3年間勤める。2009年から2年間、青年海外協力隊としてガーナ共和国で活動する。「SHOKOLA」名義でフリーランスの現地コーディネーターとして、TICAD5文化関連事業・国際交流基金主催『小沢剛、高木正勝、アフリカを行く』(2013年)等を手掛ける。2014年に東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程に入学、2018年に卒業(修士号取得)。2016年から2017年の1年間、ガーナ大学アフリカ研究所に留学。2018年より公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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