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内容説明
国境なき越境、その実像を「人」から探る。内地と外地を厳しく分けながらも一体化をはかる強大な国家権力。複雑な境界線が入り混じる中で、統治下の台湾・朝鮮そして満洲まで軽々と渡りゆく人々もいた。かつての大東亜「グローバリズム」の実態を、人の側面から克明にたどる。
目次
序 帝国日本における人の交錯
植民地研究の断絶と継承―秋葉隆を中心に
国際交流事業における在日コリアンの参与―対馬と下関の朝鮮通信使再現行列を中心に
韓国華僑と台湾―台湾の大学への「帰国」進学者を対象に
沖縄県の台湾系住民をめぐる記憶の連続・断裂・散在―宮古地方と八重山地方を比較して
大東亜戦争に巻き込まれた人類学者、鹿野忠雄―鹿野学の漂流と移動
著者等紹介
植野弘子[ウエノヒロコ]
1987年、明治大学大学院政治経済学研究科博士後期課程満期退学。博士(学術)。専攻は社会人類学。現在、東洋大学アジア文化研究所客員研究員
上水流久彦[カミズルヒサヒコ]
2001年、広島大学大学院社会科学研究科修了。博士(学術)。専攻は文化人類学、東アジア地域研究。現在、県立広島大学地域基盤研究機構准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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