内容説明
社会主義のイデオロギー、市場経済や消費文化、科学技術が押し寄せ、急速に社会が変容する中、今も人々を惹きつけるボン教。破壊と復興を経た現在の宗教実践から、存続のメカニズムを描き出す。
目次
第1部 シャルコクと「宗教」のかたち(シャルコクの人びと;シャルコクにおけるボン教の輪郭)
第2部 改革開放以降のボン教僧院(僧院の再建とその社会経済的基盤;現代を生きるボン教僧侶たち;年中儀礼が生み出す共同性)
第3部 再編される地域社会と宗教の役割(人びとを巻き込む宗教実践;チョルテンの建設が結びつけるもの)
著者等紹介
小西賢吾[コニシケンゴ]
1980年兵庫県尼崎市生まれ。2011年京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。現在、大谷大学・関西学院大学・神戸女学院大学非常勤講師、京都大学こころの未来研究センター研究員。2015年4月より金沢星稜大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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