- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
陰陽五行説に基づく風水などの数理思考と吉凶判断の合体した知識体系=術数は、永く雑学として貶められてきた。だがそれは民衆はおろか官僚・知識人にも染み込んだ学知であり、中国文化の豊饒の大地であった。三浦國雄教授古稀記念の野心的な論集。
目次
相い雑わること錦のごとし―「術」の五行
火極まれば水に似る―『素問玄機原病式』と運気論医学
星の光を呑む―存思による昇仙
龍王の印もて万鬼を降伏す―道教と仏教の法印
安産には地を借る―東アジアにおける出産呪術
術を以て術を伝う―陸西星『三蔵真詮』における扶〓(フーチー)
孔子台湾に降臨せり―『儒門科範』を読む
方位は幸せを運ぶ―神々のいる風水術
風水マスターを通じてみる韓国風水の特質―金〓(とう)圭氏を中心に
著者等紹介
三浦國雄[ミウラクニオ]
1941年大阪市生まれ。中国思想史、東アジア比較文化論。四川大学文化科技協同創新研発中心教授、大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。