内容説明
北京~台湾での生い立ち、40年余のフィールドワーク、アメリカでの学究生活や日本との交流など、東アジアの現代史・学術史を体現する知識人、呉燕和(David Y.H.Wu)の自伝。
目次
第1部 南投のふるさと(祖母;中国小僧;古い家;一家離散;軍属居住区の台湾坊や;人類学との出会い)
第2部 人類学のフィールド(中央研究院から台湾大学へ;「出国の詮議に及ばず」の紆余曲折;ベトナム戦争下のアメリカ人類学;ニューギニア;噴火口の台湾坊や)
第3部 列車の旅(列車;岩倉に寓居して;よそ者の目に映る日本;今浦島の台湾)
著者等紹介
呉燕和[ゴエンワ]
1940年、中国・北平(北京)生まれ。台湾人9世。1958年より中央研究院民族学研究所設立準備室(台北)に勤め、台湾の少数民族のフィールドワークに従事。翌年、台湾大学考古・人類学部に入学し、民族学研究所勤務の傍ら学ぶ。1966年に渡米、ハワイ大学大学院で学ぶ。1975年、オーストラリア国立大学で人類学の博士号を取得。南太平洋地域・東南アジア・アメリカの華僑・華人、中国の少数民族、東アジアにおける食文化とアイデンティティに関するフィールドワークを行う
日野みどり[ヒノミドリ]
1962年生まれ。2002年、大阪外国語大学博士後期課程修了。博士(学術)。専門は文化人類学、現代中国研究。金城学院大学助教授(2003~2007年)、同教授(2007年~2011年)を経て、2011年より同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 
                
              
            - 和書
 
 - 地獄の風景 <VHS>
 



