内容説明
天幕の内側で見つめた韓国の人と社会。華やかで哀しく、濃密で儚いサーカス生活の悲喜こもごもを描く「近代的」移動芸能集団の実相。外部社会との関係や内部統制など集団のあり方、また団員の個性や人生観は、韓国の人と社会をえぐる優れたルポである。
目次
序章 韓国におけるサーカスの位置づけ
1章 韓国サーカスの過去から現在
2章 対「外」関係と内部組織
3章 移動生活にともなう意識と流動性
4章 移動生活と構成員の流動
終章 移動のこれから
著者等紹介
林史樹[ハヤシフミキ]
1968年生まれ。総合研究大学院大学博士課程修了。神田外語大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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