内容説明
ソ連崩壊により社会そのものがリストラされたキルギス(クルグズスタン)。激変する生活と復活する親族の絆。歴史と庶民生活の交錯を克明に描く初の報告。
目次
序論(現代中央アジア社会研究の視座;調査地概要)
第1部 民営化諸段階を支える社会的枠組の検討(ソフホーズ解散;民営化の歴史的社会的背景 ほか)
第2部 親族ネットワークの生成過程(「カリーニンのサヤック」の生成;慶弔事の往来の分析 ほか)
第3部 ポスト・ソヴィエト時代の親族ネットワーク(サヤックの農業経営体編成;祖先儀礼の復興と内実 ほか)
著者等紹介
吉田世津子[ヨシダセツコ]
1964年広島県生まれ。1988年南山大学文学部人類学科卒業。1999年東京都立大学大学院社会科学研究科(博士課程)単位取得満期退学。現在、四国学院大学社会学部専任講師。博士(社会人類学)。専攻は社会文化人類学(中央アジア)
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