内容説明
憲法と国際人権法、ILO・ユネスコ「教員の地位に関する勧告」の諸原則に立って 混迷のナショナリズムと新自由主義・市場原理による「教育再生・戦後レジームからの脱却」政策への批判
目次
子どもたちに「学習・調査・表現、社会参加」の活動を―平和・民主主義教育の直面する深刻な事態、切実な課題について
第1部 「戦後レジームからの脱却」=教育「再生」政策とその破綻―森・小泉・安倍・福田政権の改憲・教育基本法改廃の動向(森・小泉・安倍・福田政権の教育「再生」改革論の流れ―厳しく批判し、創造的に克服する課題を;政治大国へ、「国家の統治としての教育は週三日制」―小渕政権・「二一世紀日本の構想」懇談会「報告」;混迷のナショナリズムと新自由主義・市場原理の教育体制へ―その破綻をいかに克服していくか)
第2部 からくも守り、また新たに築く戦後の平和・民主主義教育体制―憲法と国際人権法、ILO・ユネスコ勧告に立って(憲法・教育基本法のもとでの教育体制の擁護を―帝国憲法・教育勅語を「原点」とする教育「再生」を許すことなく;憲法と国際人権法・勧告・宣言の諸原則のもとでの教育体制の進展を―「憲法は国の最高法規」「条約・国際法規は誠実に遵守」(憲法第九八条))
第3部 地域や国内外での社会奉仕・ボランティア活動にはげましと支えを―慈善・博愛の行為から人間の尊厳、人権の普遍的確立を求める活動へ(保守政権・支配層が叫ぶ社会奉仕活動の必修・義務化―教育勅語を「原点」に「戦後レジームからの脱却」として;「社会奉仕体験」必修・義務化政策への創造的対決を―平和・民主・人権のための多彩な意見表明・社会参加を、そして社会奉仕・人道的救援のボランティア活動を)
著者等紹介
森田俊男[モリタトシオ]
平和・国際教育研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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