生きものたちをつなぐ「かおり」―エコロジカルボラタイルズ

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  • サイズ A5判/ページ数 211p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894792685
  • NDC分類 468
  • Cコード C3045

目次

第1章 植物が放出するかおりとそれを利用する生物たち(植物はかおりを作り、放出し、吸収し、代謝する―生態系での植物のかおりの意味;植物のかおりが媒介する生物間相互作用・情報ネットワークシステムを紐解く;植物は揮発性シグナル分子をどのように受け取るのか?)
第2章 動物が放出するかおりとそれを利用する生物たち(昆虫間で機能する多様なエコロジカルボラタイルズ;捕食者の“匂い物質”が湖沼のプランクトン群集を変える;個体間相互作用による線虫の匂いや味の嗜好性の変化;哺乳類の行動を制御するエコロジカルボラタイルズと化学感覚受容体)
第3章 エコロジカルボラタイルズと大気化学(植物起源揮発性有機化合物の大気化学;大気科学的視点から考える植物の微量ガス交換)
第4章 エコロジカルボラタイルズを応用に生かす(かおり成分計測による植物診断;かおりの生態学から害虫管理へ)

著者等紹介

松井健二[マツイケンジ]
山口大学大学院創成科学研究科教授(博士(農学))。1961年生まれ。大阪府出身

高林純示[タカバヤシジュンジ]
京都大学生態学研究センター教授(農学博士)。1956年生まれ、兵庫県出身。専門は化学生態学、とくに植物と昆虫間の相互作用を媒介する植物由来の揮発性物質

東原和成[トウハラカズシゲ]
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻教授(Ph.D.)。1966年生まれ、東京都出身。専門分野は匂いやフェロモンの生命科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

22
#感想歌 植物のかおり昆虫動物のかおりの化学測定管理2017/10/05

himawari

7
化学式などが出てくるところは難しくて読み飛ばしてしまった。しかし、その他は読み物として面白かった。言葉を持たない動植物は香りを使ってコミュニケーションをとっているのかもしれない。葉を虫に食べられた植物から出る香りに触れた、虫に食べられていない植物を食べた虫は成長が抑制されること、駆除するために人工のホルモンで交尾をかく乱させて交尾の成功率を下げる方法があることなど、初めて知ることばかりでどれも面白かった。香りもホルモンと同じような作用をしているのかもしれないという仮説も興味深い。2017/03/13

takao

2
ふむ2022/06/19

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