バニラのすべて - 起源・生態・栽培・生産・利用を網羅

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  • サイズ B5判/ページ数 301p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784894792531
  • NDC分類 617.6
  • Cコード C3047

出版社内容情報

天然の食品香料として欠かせない存在のバニラ、熱帯の限られた気候の中で生育するバニラの栽培法を確立し、また、他の植物には見られない特殊な受粉形態を実用化に導くなど、バニラが世界に普及してい く過程には多くの諸問題が立ちはだかっています。本書はそれらの歴史上のことがらに加えて、ラン科植物としてのバニラの系統分類とその進化過程、遺伝資源としての重要性、バイオテクノロジーの観点から眺 めたバニラ、栽培システム、病虫害、バニラ豆の熟成とバニリンなどの芳香化合物の生成過程、さらに各産地での生産状況など、バニラについての幅広い情報を 24章にわたって詳細に提供するもので、バニラのすべてを理解するための必読の書です。

○バニリル基を有する植物:その系統分類と進化 ○バニラ属の進化プロセスと多様化 ○生殖細胞質としてのバニ ラ属の保全と移動 ○バニラ標本 ○バニラのバイオテクノロジー ○栽培システム ○バニラのウイルス病 ○バ ニラの菌類病 ○新たなバニラ害虫、カイガラムシ ○バニラ豆発達の解剖学と生化学 ○バニラキュアリング ○ 熟成バニラ豆 ○タヒチバニラの形態学的、生化学的、感覚的、遺伝的特性 ○熟成したバニラ豆の微生物に対する 安全性、○バニラ製品の認証 ○植民地時代のメキシコのバニラの利用とトトナコ族の伝統的バニラ栽培 ○バニラ がレユニオン島から受けたもの ○レユニオン島産のバニラの品質と起源の認識 ○ PGI〔レユニオン島産のバニラ〕 の創設、インドネシアにおけるバニラ生産 ○インドにおけるバニラ生産 ○東アフリカ(ウガンダ、タンザニア、 ケニア、東コンゴ民主共和国)のバニラ生産 ○メキシコのバニラ生産 ○中国におけるバニラ生産 ○フランス領 ポリネシアにおけるバニラの生産


エリック・オドゥー[オドゥー イー]

ミッシェル・グリゾニ[グリゾニ エム]

谷田貝 光克[ヤタガイ ミツヨシ]
1966年 東北大学理学部卒。1971年 同大学理学研究科博士課程修了(理学博士)。米国バージニア州立大学化学科・メイン州立大学化学科博士研究員、農林省林業試験場林産化学部研究員、同炭化研究室長、農林省森林総合研究所生物機能開発部生物活性物質研究室長、同森林化学課長を経る。1999年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻教授。 2006年 東京大学名誉教授。 2006年 秋田県立大学木材高度加工研究所教授。 2007年 秋田県立大学木材高度加工研究所所長・教授。 2011年 フレグランスジャーナル社「香りの図書館」館長。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナゴラン

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日本で、香料としてのバニラならメジャーでしょうが、栽培植物としてのバニラはマイナーだと思っています。そんなマイナー植物の専門書が日本語訳で出版されているところに、勝手に日本の底力的なものを感じました。 バイテク関係も含め、知りたかった情報はほぼ網羅されていました。2015/06/03

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