内容説明
大きな時の流れのなかで、私もいつか老境に入った。広大な時空の中では人の一生など束の間であるとつくづく思う。しかし、それゆえにまた、私は人生をいとおしく思い、一炊の夢ならぬ実存の軌跡を確かめたくて、折に触れて過ぎた日々を顧みる。残されている時をよりよく生きる力を得るために。
目次
三つのクラス会
遠くて近いふるさと
忘れ得ぬ母校の先生
折々の読書
弓射の道に学ぶ
著者等紹介
寺田隆尚[テラダタカナオ]
1928年、静岡県静岡市清水区生まれ。1952年、東京大学文学部国語国文科卒業。1989年まで東京学芸大学附属中学校・高等学校教諭。弓道家吉田能安の門に入り、正法流を学ぶ。紫鳳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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