内容説明
明治3年12月4日、太政官公義所の大広間、大男の西郷隆盛(南洲)を困惑させた一人の小男がいた。剛直にして精悍、島本審次郎仲道(北洲)である。「生涯三度、死を覚悟して果たさず。朝夕、刀水をかわして死なず。而して、吾が赴くところ何処にぞあるべけん哉…」土佐にありては維新の魁と馳せ、官にありては巨悪に挑み、野にありては自由の鐘をならして、時代をかけ抜けた反骨の物語である。
著者等紹介
島本昭[シマモトアキラ]
昭和9年3月16日東京都淀橋区に生れる。昭和20年4月会津喜多方(岩月村)へ戦争疎開。昭和25年3月聖書農学園中等部卒業、同高等部へ進学。昭和36年3月中央大学卒業。昭和49年2月税理士登録
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