感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
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前作と同じ雑誌に掲載された詩のエッセイでロマン主義と国家主義について。保田與重郎が創刊した「コギト」はドイツロマン主義の作家たちについて批評を書いているのが日本の国家主義・本居宣長に沿ったもので、そこから出た詩人の伊藤静雄とかは抒情詩のロマン主義なので違うということなのだが、戦争協力という事実は消えないと思うのだった。それは萩原朔太郎にも言えることで 朔太郎が支持していたからとロマン主義が国家主義に傾いていくのは、そういう要素もあるのだと思う。なかなか理解しにくい読書であった。 2025/09/23




