目次
第1章 はじめに―耳の聞こえない人が床屋さんに?!
第2章 ろう理容師たちを取り巻く世界
第3章 ろう理容師たちとの邂逅と交流
第4章 ろう学校での体験―口話教育の厳しさ・懐かしい理容科での思い出
第5章 店舗におけるコミュニケーション実践―使えるものはなんでも使う!
第6章 全国ろうあ理容連盟(全ろ理連)の軌跡―世界でも類を見ないろう理容師集団
第7章 おわりに―ろう理容師たちの遂行したもの
著者等紹介
吉岡佳子[ヨシオカヨシコ]
1952年滋賀県近江八幡市生まれ。京都大学農学部卒業後、翻訳業に従事。埼玉県春日部市主催手話講習会受講(1992年)を契機に手話学習および通訳活動を経験。2012年東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程修了。2017年一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。静岡県伊東市手話サークル「ゆりかもめ」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドシル
13
著者の博士論文をベースに刊行した一冊。 学術的な内容ではあるが、タイトルにあるように「ろう理容師」のライフストーリーとなっており、中盤は複数のろう理容師のインタビューやアンケート結果が書かれていて興味深い。それらに対しての考察も面白く読ませてもらった。 昔はろう者の理容師が多く、独立して開店している者が多くいたことは知っている。この本でインタビューしたろう理容師の中にも知った名がある。しかしろう学校のことや理容師といての接客や経営については知らない内容も多く大変面白く読み進めた。2019/03/13
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