目次
ことば編(江戸時代から生きてきた「やばい」の今;強調表現 メッチャからスンゴイまで;「すごいきれい」はほんとうに「すごい」のですか?;「とか」の勢いはとまりません;「夫婦のことば」ちょっとのぞき見 ほか)
コミュニケーション編(「この本、おもしろいっていうか」という心理;「クレームつけるぞ」を「クレームつけるぞ、みたいな」という心理;コミュニケーションの極意1―ほめと、ほめへの応え方;コミュニケーションの極意2―頼みたいけど頼めないあなたへ;コミュニケーションの極意3―会話に笑いを)
著者等紹介
遠藤織枝[エンドウオリエ]
元文教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛸墨雄
3
このシリーズの古文の方よりも、少々落胆気味な内容だった。でも、この研究会イキテいるのなら、参加したいと思った。ただ、少々??な部分もありました。第6章の超高齢社会のことばの中に出てくるデジカメは日本語であると思うし、プログレッシブという言葉は70代の女性が使われているとあるが、もし、彼女が「yes」「キング・クリムゾン」「ピンクフロイド」とかのファンであったのならば常識的な言葉であると思うんだけれども、逆にこの世代くらいの方にしかわからない外来語かも・・などと思いました。2019/12/09
Hoshiduru
0
最初の「やばい」の変遷とか、他のものに関しても歴史的な部分に関しては興味深く読んだ。自分自身が「現代の若者」側の人間であることもあって、「昔はこうだった」というところは知らないので、役割語の話とかも「言われてみればそうかもなあ」くらいの感覚。逆に現代語の分析には若干違和感があり、「みたいな」って発話の引用の後にしか使わなくない?とか、分析に自分の感覚と若干のズレを感じてしまうことがちょこちょこあった。2018年の刊行だから現在との時差の問題なだけかもしれないが。2024/08/28
betty
0
私はバブル世代で、当時の上司から「やばい」なんていう日本語はないんだ!と叱られた。以来、ミスした時の「やばい」はトラウマになって、ビジネスシーンでは、私の中で禁忌となった。 岩波国語辞典5版では、品の無い言い方。とされている。ちょうどこの頃に私が口走ってしまったのだ。そして更に近年では否定用法から肯定用法も加わった。この先、 「やばい」は、ビジネスシーンで普通に使用され、品の無い言葉からも脱却する時代が来るのだろうか。 私は未だにトラウマで抵抗があり、カジュアルなシーンのみで使ってますけどね。 2020/10/05
-
- 電子書籍
- 九十九神曼荼羅シリーズ +A(プラス・…