内容説明
「ワマナ」さんと「サタカ」さんは、どちらが優しく、どちらが気が強くサバサバしているだろうか?聞いたことの無い名前からでもその印象を感じることができる。この現象は「音象徴」と呼ばれ、ことばの音と意味の関係を考える上でいま注目を集めている。本書では、「メイド喫茶のメイドさん」「ポケモン」「ピコ太郎」などの身近な題材を例にしながら、音の科学である「音声学」という学問へと誘う。これまでにない楽しく分かりやすい音声学入門。
目次
第1章 この本について
第2章 優しい音、ツンツンした音
第3章 大きな音、小さい音
第4章 濁音と向かい合う
第5章 学生たちが見つけた音象徴
第6章 ポケモンでする音象徴研究
第7章 より広い視点から音象徴・音声学を考える
第8章 最後のメッセージ
付録 用語集
著者等紹介
川原繁人[カワハラシゲト]
慶應義塾大学言語文化研究所准教授。国際基督教大学(学士、2002)、University of Massachusetts,Amherst(博士、2007)。University of Georgia,Assistant Professor in the Linguistics Program(2007‐2008)、Rugers University,the Department of Linguistics & Center for Cognitive Science(2008‐2013)を経て現職。専門分野は音声学・実験音韻論・言語科学一般。複数の国際雑誌の編集委員・編集者を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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