「あ」は「い」より大きい!?―音象徴で学ぶ音声学入門

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「あ」は「い」より大きい!?―音象徴で学ぶ音声学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894768864
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C1080

内容説明

「ワマナ」さんと「サタカ」さんは、どちらが優しく、どちらが気が強くサバサバしているだろうか?聞いたことの無い名前からでもその印象を感じることができる。この現象は「音象徴」と呼ばれ、ことばの音と意味の関係を考える上でいま注目を集めている。本書では、「メイド喫茶のメイドさん」「ポケモン」「ピコ太郎」などの身近な題材を例にしながら、音の科学である「音声学」という学問へと誘う。これまでにない楽しく分かりやすい音声学入門。

目次

第1章 この本について
第2章 優しい音、ツンツンした音
第3章 大きな音、小さい音
第4章 濁音と向かい合う
第5章 学生たちが見つけた音象徴
第6章 ポケモンでする音象徴研究
第7章 より広い視点から音象徴・音声学を考える
第8章 最後のメッセージ
付録 用語集

著者等紹介

川原繁人[カワハラシゲト]
慶應義塾大学言語文化研究所准教授。国際基督教大学(学士、2002)、University of Massachusetts,Amherst(博士、2007)。University of Georgia,Assistant Professor in the Linguistics Program(2007‐2008)、Rugers University,the Department of Linguistics & Center for Cognitive Science(2008‐2013)を経て現職。専門分野は音声学・実験音韻論・言語科学一般。複数の国際雑誌の編集委員・編集者を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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鉄之助

50
日本語を「音象徴」で分析。聞きなれない面倒くさい話かと思いきや、ゴジラの強さや、ピカチュウの進化のヒミツ、オムツの商品名など身近な話題につい引き込まれた。ピコ太郎の頭韻を踏む作詞の手法は、シェークスピアに遡る! も興味深かった2018/07/01

かめぴ

13
ポケモンは進化すると名前に濁音が増えてが長くなる、らしい。何だチミは、キミがチミに変わる理由。わかりやすく興味が持てる。途中、練習問題があってレポート作成も面白そう。計算はじっくりと…苦手分野、それが出来れば楽しいだろうなぁ。今後も色々考える事が楽しくなる本でした。2018/02/01

センケイ (線形)

6
名前と印象の相関自体も面白いのに、ポケモンから研究テーマが見いだせうる、という話題がまた贅沢で、互いに勿体ないと思うほどだ。こういう風な興味の惹き方はほかの分野でも行なわれてほしいなあと思う。さて、母音とその感じる大きさの印象の相関といった研究に加え、その音の高さのピークがどこか。その物理的な理由は何か、と連鎖的に探求していくところが面白い。また、濁点をつけられない文字に共通点がある(どこかを閉じて圧力を高めるという)というのもこれまた魅力的な話題だった。長年の謎が解けたような爽快感だ。2018/06/28

AoiHinata

5
小説家やコピーライターさんにオススメ。ネーミングや言葉選びに応用できます。感覚として「なんとなく分かってる」ことを、理論的に裏付けてくれます。2019/11/19

剛田剛

3
•ある音を発音する時の口腔内の圧力の違いや調音点の間隔、唇の形状などの身体的感覚が「音象徴」の違いを生んでいる。•言語の起源においては確かにこの音象徴が関与してはいただろうが、「言語」が創始された後は言葉の意味が音の印象に逆流してきた経路もあったはずであるし、言葉の意味の方が音を保ったままで変化したケースもあるので、音象徴という観点は重要ではあるが限界もあるように思った。2023/08/19

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