目次
はじめに
英語史の概観
印欧祖語(西アジア・ヨーロッパの言語のルーツ)
古英語の文献・特殊文字
古英語の豊富な語尾変化(1)名詞他―「格」を中心に
北欧人(デーン人)の侵入と英語
古英語の豊富な語尾変化(2)動詞―「法」を中心に
「豊富な語尾変化」のまとめ―総合的言語から分析的な言語へ
ノルマン人の征服(1066年)と英語
多義の回避―語順変化(SOV>SVO)
語順変化と知覚―外置構文の歴史
分極の仮説―規則と例外
綴りと発音の不一致
名詞起源の非定形―不定詞と動名詞
異分析仮説
見逃しやすい「外」の環境―動名詞の発達の起点
著者等紹介
児馬修[コマオサム]
1951年東京都生まれ。1974年東京教育大学文学部卒業(英語学専攻)。1976年同大学院修士課程修了(英語学専攻)。1976‐84年金沢大学教養部講師・助教授。1984‐2005年東京学芸大学教育学部助教授・教授。2005‐2011年慶應義塾大学医学部教授。2011年‐立正大学文学部教授。2017年‐東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
6
2018年改訂版初版、20年2刷。大学生対象の英語史の基礎テキストとして書かれた本著。3期に渡る民族の侵入によって形成された英語。前半掻い摘んで説明してあり、なかなか面白いと思ったが、途中から様相が一変。構文構造の変容等、言語学的な話ばかりに。昔の統語的変化に意義が見出せず、読む気が失せ、後半流し読み読了。「歴史的語彙・統語論変化」みたいなタイトルに変えたらと思った。英語史なら、膨大な情報量に圧倒されるが、メルヴィン・ブラッグ著の「英語の冒険」の方がまだ良い。大変申し訳ないけど。 2022/01/15
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